種族値・個体値・努力値
これらについてはいろんなサイトで情報がでているので、既にこれらについて理解されている方が多いと思います。
なのでここで改めて話すこともないかとも思ったんですが、どうしてもよく分からないという方のためにできる限り分かりやすくこれらの値について書いていきたいと思います。
初めに
大体どこのサイトでもステータスを表すものとしてHABCDSの文字を見たことがあると思います。
それらの由来は
H・・・hit point(HP)
A・・・attack(攻撃)
B・・・block(防御)
C・・・contact(特攻)
D・・・defense(特防)
S・・・speed(素早さ)
だそうです。リンク
まぁ由来は知らなくても問題はありませんが、どのアルファベットが何の意味なのかは知らないとちゃんと読むことすらできなくなってしまいます。
このサイトでも使いますので、ここでも簡単に説明させていただきますね。
種族値とは
種族値とはその種族(ポケモンの種類)ごとに持ち合わせたステータスの基礎となる値です。
現実で考えると分かりやすいです。
例えば一般的にですが、
馬は走るのが早いですね。亀は甲羅が硬いですね。
つまり、馬はすばやさの種族値が高く、亀はぼうぎょの種族値が高い。ということです。そして、
馬は硬い甲羅に覆われているワケではないです。きっと亀よりも打たれ強くないです。
亀は足の遅い動物の代表です。
要は、馬はぼうぎょが低く、亀はすばやさが低い。
個体によって多少の差はあれど、同じ種の動物なら大体同じ傾向になります。
この”大体同じ”のところがステータスのベースになる”種族値”です。
この種族値は完全に固定されていて、後から変えることなど一切の手出しができません。
要はそのポケモンの種類ごとの個性です。
硬そうなポケモンが大抵ぼうぎょが高いのはこれのせいです。(クレベースやアーマーガア、エアームドなど)
中には見た目に反した種族値を持っている場合もありますが、それも含めて個性であると愛でましょう(^^)
詳しい数値はポケ徹さんで簡単に確認できます。
愛しのあの子はどんな個性なのか、全部丸裸です。
結論
種族値とは、そのポケモンの種族ごとの個性である
個体値
次は個体値です。
先ほど同じポケモンなら”大体”同じと書きました。
でも、同じではない。多少の誤差がありますね。
今回はその”多少の誤差”のところの話しになります。
同じレベルの同じポケモンを捕まえたのに、1匹目よりも2匹目の方がHPが高い!というのはこの個体値が関係しています。
個体値とは、簡単に言えばその個体ごとの才能です。
ヒトでもそうなんですが、生まれながらに足が早い人もいれば生まれながらに勉強が得意な人もいます。
むしろ全部苦手な人もいれば全部得意な天才もいます。
それを数値として表したモノが個体値です。
同じドヒドイデでも、生まれながらに体力に自信があるとか勉強が得意とかそんな感じです。
同じ種類のポケモンなのに、才能で差ができてくるワケですね。
ちなみにこの個体値が一番高いとボックスのジャッジで”さいこう”と表示されます。
この状態を”V”といいます。
例えばぼうぎょが最高のジャッジだった場合、”ぼうぎょV”の個体であるといいます。
Vと呼ぶ理由は10をA、11をBというように順番にアルファベットを割り振っていくと、最高である”31”が”V”であるからです。
30はUで、0の場合は逆Vとかも言ったりする人もいます。もちろんゼロでも通じます。
ちなみに個体値0と31で、レベル50の時に実数値で15.5の差が出ます。
そしてこのVをもった数を付けて”5Vラッキー”とか読んだりするワケですね。
この個体の場合、5つのステータスの個体値が”さいこう”であるラッキーだということです。
でもこれじゃどのステータスの個体値がVじゃないのか分からないですよね。
そのため大抵は”A抜け5Vラッキー”や”C抜け5Vアーマーガア”というように、どのステータスがVじゃないのかを明記したりしています。
前者はこうげき以外の個体値がさいこうであるラッキーで、後者はとくこうだけがさいこうじゃないアーマーガアであるということです。
ちなみに6Vだと、すべてのステータスの個体値が”さいこう”である個体で、この上ない最高の個体であると言えます。
が、使わないステータスがさいこうである必要はなく、例えば攻撃手段がボディプレスしかないアーマーガアならAC抜けの個体でも十分だったりします。
さらには物理をまったく使わないならこうげきは低いほうが有利だったりと、高ければそのほうがいいというワケでもないのが面白いところです。(イカサマや混乱の自傷ダメは自分の攻撃が基準になるため)
とはいえ、基本的には高いに越したことはないので、出来るだけ個体値の高い個体を捕まえたいですよね?えぇ、そうでしょう。
それを厳選と呼びます。
しかし、そんなに面倒な厳選をしなくてもいい方法があります。
実は個体値は後付けで擬似的にですがさいこうにできるからです。
バトルタワーのすごいとっくんがソレです。
ジャッジではさいこうではなく”きたえた!”となります。
この画像ならHPとこうげきとすばやさを鍛えて、擬似的にVにしています。
これで個体値がさいこうと同じ数値になります。
便利な時代になりましたね(^^)
結論
個体値とは、ポケモンの個体ごとの才能である。ただし、とっくんもできる。
努力値
最後は努力値についてです。
これには公式の用語があり、ゲーム内では”基礎ポイント”と呼ばれているものです。
個々のポケモンが何に青春を費やしたのか?それが努力値です。
突然発生!努力値劇場・トリトドンのトリ太くん。
俺はトリトドン♂のトリ太。最近気になる相手がいる。
それはヌオー♀のヌオ美ちゃんだ!
あのつぶらな瞳と可愛らしいフォルム、それでいて天然でのんきな彼女に俺はメロメロだ。
そんな俺は彼女を振り向かせるべく、毎日シャドウボクシングをしてさらに走り込みをした。辛い日々だったぜ。
そしてある日気がついた。
俺は他のトリトドンよりも攻撃と素早さが高いことに!
これは毎日のシャドウ(攻撃努力)と走り込み(素早さ努力)の成果だろう。
一方ヌオ美ちゃんは・・・
食べることと昼寝が大好きなヌオ美ちゃん。今日も楽しくお昼寝タイム。
でもそんな時間は長くは続かず、かわいい弟のウパおくんが遊んで欲しいと頼んできます。
なんでも最近覚えたたたきつけるを試したくてしかたないのです。
かわいい弟の頼み。たたきつけるはちょっと痛いけど、遊び相手になってあげていました。
そろそろ進化するのかな?というものおねーちゃんは楽しみなのです(^^)
そしてある日気が付きました。
なんとヌオ美ちゃん、他のヌオーよりもHPと防御が高いことに!
これは食べて昼寝(HP努力)と弟の特訓相手(防御努力)の成果だろう。
そしてなんと!ヌオ美ちゃんは大人気に!(主にトレーナ)
HPと防御が高くのんきで防御マシマシ、特性てんねんで積みにも強い。おまけにミラーで後手を取るTOD対策まで!
そんなヌオ美ちゃんをトレーナーが見落とすワケがありません。
一方トリ太くん。攻撃と素早さに努力値を振ったワケなんですが。。。
じしんとたきのぼりを一致で打ててそこそこの火力は出るんですが、微妙な素早さと微妙な火力で、よびみずの特攻アップの恩恵も噛み合わないという、なんとも言えないところになってしまいまたとさ。
ちなみにこの恋は、相性補完の関係で一緒に行動する機会にすら恵まれなかったそうです。
めでたしめでたし。(めでたくないけど)
はい、長くなりましたがこれが努力値です。
要はそのポケモンがどんなことを頑張ったのか?が反映されるものです。
この努力値は唯一トレーナーが意図的に増やすことができます。
攻撃を上げたいなら攻撃に努力値を、防御を上げたいなら防御に努力値を増やします。
増やすといってもシャドウボクシングや走り込みをさせることはしなくて大丈夫です。
努力値は”敵を倒した時”と”特定のアイテムを使った時”と”特定のポケジョブの終了時”の3つのタイミングで増えます。
これらを意図的に使い、トレーナーが思ったように努力値を割り振るワケですね。
(詳しいやり方は他のサイトでもたくさん出ていますのでここでは割愛させていただきます)
そして数値でいうとなんですが、この努力値は合計で510までで、ひとつのステータスには最大で252までというルールがあります。
この努力値をひとつのステータスに最大に(252)割り振ることを通称・極振りとかぶっぱとかいいます。
例えば”ずぶといHBぶっぱあまりDドヒドイデ”といったら、性格がずぶといでHPと防御に252の努力値を割り振って、残りの6を特防に割り振ったドヒドイデということです。
この努力値は最大に振るとステータス画面の↓ここでキラキラするので分かります。
HB特化のヌオみちゃん。ちなみに画像はのんきではない。
それ以外はなんとなくしか分かりませんが、狙った数字にちゃんとなるので大丈夫です。
ちなみにこの努力値(基礎ポイント)が合計510になると、ナックルシティのマダムからがんばりぼんを貰えます。
それから特定の木の実を使うことで減らすこともできるので、気楽に割り振ってみていいと思います。
ちなみに努力値0と252で、レベル50の時に31.5の差になります。
実は個体値よりも大きな補正をもらえるんですね(^^)
努力をしない天才よりも努力をした凡人の方が強くなれるワケです!
それじゃあ天才が天才が努力をしたら・・・
それがポケモンの世界です。
結論
努力値は後から割り振ることができる、そのポケモンの血と汗と涙の結晶である。
まとめ
種族値・個体値・努力値についてなんとなくイメージしてもらえたと思います。
これらの値にレベルと性格の補正を入れたものが実際のステータスになります。
もちろん知らなくてもポケモンを楽しむことはできますし、勝つこともできなくなはいです。
ですが、知らないでプレイしているのと理解してプレイしているのとではレベル50の時に数字として性格の補正無しで最大47の差が出ます。
個体値0(0)+努力値0(0)=0 個体値31(15.5)+努力値252(31.5)=47
(カッコの中は実数値)
これに性格の補正が入ると、、、かなりの差になってきます。
もしピンとこないのでしたら、今の最大HPが47低かったら、もしくは高かったらどうだろうか?と考えてみるといいと思います。
余裕で確定数が変わってくると思いませんか?
これらの値、通称3値を味方にしてこれからも受けルーパーとして楽しい受けループライフを楽しんでくださいね。
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